BASFジャパン株式会社の年収・企業評判/院卒研究者・課長クラス40歳バイヤーの口コミ

BASFジャパン株式会社は、ドイツにある世界最大手の総合化学メーカー、BASFの日本法人であり、化学品、プラスチック、機能性化学品、高機能製品、農業関連製品の輸入、製造、販売を行っている。

今回は、BASFジャパンのOB・買収元企業の新卒採用で有機合成の研究職のAさん、中途採用で転職入社した現職・化学製品の原料のバイヤーのFさんに、年収、勤務環境、仕事内容などについてお伺いした。

大学院卒・研究職Aさん33歳の口コミ

仕事内容:有機合成の研究開発職

「私は研究開発職で、メインの仕事は、有機合成業務でした。新製品開発プロジェクトにおいて、顧客が求めているパフォーマンスを発揮する有機低分子の分子設計と有機合成を行う担当です。また、英語による定例報告会でのプレゼンテーションや海外部署との連絡のやり取りも頻繁です。関連特許の調査、分析業務と、研究成果の特許明細書のドラフト作成などもあります。また、将来のプロジェクトの候補のための、最新技術動向調査と、具体的なプロジェクト立案のための、情報収集、纏め、分析も行っています。」

採用時に評価されたキャリア・実績:買収時面接はあったが、判断材料かは不明

「買収による中途採用です。したがって、買収前後で仕事内容の変化はありません。買収時に、買収先の部門長と面接があり、仕事を行う上で大事にしていることは何か?という質問がありました。私自身はチームワークと答え、チームメンバーとは、必ず毎日会話することを心掛け、他愛もない会話ができるような人間関係構築を大事にしてきました、と答えました。」

仕事のやりがい・大変なところ:最先端の技術に携われる

「やりがいは、世界最大級の企業で、最先端の技術開発に携われ、それが世の中に出て行く姿を見られることです。面白いところは、自分が考えたこととは反する現象から、新たな知見を学べること、その中で論理的な思考が磨かれるところです。

大変なところは、100%成功させる必要があることです。多くの研究開発は、成功しなくても仕方がないという認識が普通だが、所属していた企業の研究部門では、失敗すると、組織がなくなる可能性が非常に高いというプレッシャーの中、仕事をしています。」

残業時間:公式には40時間程度だが・・・

「私自身の公式な残業は、月に40時間程度ですが、記録されていない時間を加味すると、その倍以上はあったと思います。波はなく、人手不足なので、残業が常態化しています。しかし海外本社から与えられた予算を考えると、人を増やすための予算は増える見込みはないように思います。」

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年収・手当・福利厚生:買収元の新卒採用33歳の待遇は?

「最終学歴は大学院の修正過程で、新卒1年目で入社した企業が買収されました。昨年退職時、買収後6年目、年齢は33歳で、役職なしの正社員で年収は650万円程です。年俸制で、基本給500万、残業150万、賞与はなしです。福利厚生は、厚生年金、企業年金などです。昇給体系は、グレード制で、各グレードに給与範囲があります。海外経験があるか、評価が高ければ、年齢に関係なく昇進、昇給します。」

人事制度:海外経験ある社員が昇進が早い

「成果主義ですが、評価制度には一部納得できない点もあります。海外経験があるだけで評価されてマネージャーになっている方もいるように思われ、マネージャーになると、年収が200万ほど上がります。年少で実力がまだ伴わない社員も、海外経験があると上の役職になる社員もおり、年収もそちらの方が高くなります。

新卒採用、中途採用の間では昇進の差はあります。通常、中途採用の社員が、上の方に行くことはまれなように思われます。管理職になれるかどうかは、新卒入社後2年のうちに判断されます。昇進コースに乗れれば、早いうちから海外に異動となり、良いポジションが与えられます。マネージャーになると部下なしでも800万、部下ありだと1000万くらいの年収になります。

わたしの年収は、社内同世代よりも低かったのですが、理由は評価が低く、グレードが低かったためです。同世代は1つか2つ上のグレードの社員が多いように思います。また、一度よくない評価がつくと、昇進のためには最低3年はかかる印象です。継続性を見るためのようですが。。。」

キャリアアップ・市場価値

「ロジカルシンキングや分析的思考、プレゼンテーション作成能力、効率化を常に考えて、新しいことを学び取り入れていくという姿勢、目標達成のために積極的に他人を巻き込んでいく姿勢が転職する際に評価されたと思います。」

女性の待遇:研究職の部署の女性の活躍はまだ遠いよう・・・

「日本法人の女性管理職は、私の知っている限りではいませんでした。育児時短勤務は、総務などの部署は取りやすい環境だったと思いますが、研究開発部門では、時短勤務は現実的ではないと思います。短期間だけ、穴埋めできる研究職の人材はいないためです。おそらく、考えていただくというスタンスを取るのではないかと予想します。周囲は女性管理職や育児は、仕事に迷惑をかけなければ問題ないと考えていたと思います。」

仕事はおすすめ?:海外の研究者と共同研究できる

「最先端の研究にかかわれること、海外の研究者とコミュニケーションや共同研究ができること、研究の成果さえ出せば認められることは非常に研究者志望の方におすすめです。ただ、社内政治をうまく転がせる人だけが昇進するので、えらくなりたいのならば、コミュニケーションを学ぶ必要があります。この点で内向的な人は不向きです。トータルで、生き残るために精一杯の環境で、100%結果を出し続けていくこと、プレッシャーやストレスをものともしない人には、非常に成長できるためおすすめします。研究だけをもくもくとやっていきたいと思っている人は、社内政治に役に立たないとみなされるので、不向きかと思います。」

課長クラス・バイヤーFさん40歳の口コミ

仕事内容:化学製品の原料のバイヤー

「わたしの職種はバイヤーです。業務上の役割は、全世界各拠点にある製造現場で使用する原料を安く安定供給し、リサイクルし、持続可能なものを工場に提供できるようにすることと、これに関わる価格に関する市場情報を、社内でそれを必要とする部署、いわゆる内部顧客に提供することです。私は原料を購買しておりますので、それを使用して製造する部署、試験をする研究所、製品を販売する営業部などが内部顧客となります。私は社内で購買という仕事によってサービスを提供しているので、社外の顧客とは直接関係なく、社内向けに業務をしていることになります。

メインの業務内容は、購入する化学品の価格交渉となりますが、有利に価格交渉を進めるために、自分の扱っている化学品の市場情報を持っていなくてはなりません。またその内容は、日本特有のものもありますので、海外にいる上司に報告する義務があります。そのため、原油価格の上下、アメリカの金利政策による為替の変動を新聞やネット、関連企業から情報収集し、分析して上司へ報告します。それをもとに製品を販売する営業担当者がどのような価格戦略を立てて売るのかを考えるので、この一助になるような職務です。」

面接・採用時の志望動機:自身のスキル・経験を活かしたい

「前職も多国籍企業におりましたので、欧米人やその他アジア人などへの偏見や緊張感などはなく、言語も問題なく、自分の言いたいこと、どうやって伝えるのか、どのように伝えるのかが一番効果的なのかもわかっておりました。また、前職では輸出入や在庫管理にもかかわっていたため、企業の気にするキャッシュフローや、税引き前の営業利益等のような経理的な知識もあり、この経験を活かしたいと思いました。」

仕事のやりがい・大変なところ:自分の仕事の成果がIRで垣間見える

「最もやりがいのあることは、なんといっても、企業が毎年成長していく姿を数字で見ることができることです。購買は、会社から出ていく現金をいかに抑えることができるか、低くすることが出来るかに密接にかかわっておりますので、IR情報等でみられる会社の業績の数字が直接自分の業務とかかわっており、この部分の会社の業績が上がることは、自分の仕事の結果でもあるのだと思われ、やりがいを感じます。また、一法人としての成長だけではなく、地球環境に配慮した企業であることを格付けする監査法人より最高ランクをもらえることなどは、バイヤーとしてとてもやりがいがあります。一方で、欧米企業では持続可能な(サステナビリティー)ことを重要視しておりますので、いくら安くて品質の良い原料でも、出所が不明瞭であったり、児童労働が疑われるような企業とは付き合ったりはしません。そこを現地に行って、しっかり確認してくるのは簡単なことではありません。」

残業時間:生産性重視で残業はほぼない

「ほとんどありません。すべて成果主義ですので、短時間の間にどれだけの成果が上げられるのか、生産性が高い人材しか生き残っていけないような仕組みになっておりますので、日本企業のように19時ごろまで電気がともっていたりすることはありません。ほとんどが17時半には退社しています。」

年収・手当・福利厚生:転職入社8年目の課長クラスの年収

「私は大卒で、転職入社した入社8年目の正社員で、役職はグローバルリードバイヤーと言われる課長クラスです。40歳のころから年収は1000万円、基本給700万円でボーナス300万円といったところです。会社に組合はなく、福利厚生としてはカフェテリアプラントいって、社員がレクリエーションに使える年間約4万円ぐらいの手当てがあります。昇給は年に約1万円/月程度の昇給があります。各個人成績にもよりますが、だいたい同じぐらいです。」

評価制度:ドイツからの目標に対する成果主義

「完全に成果主義で、毎年のターゲットは本社ドイツからトップダウンで降りてきます。それをそれぞれの国のだれかれにとあてがわれ、それを実行する社員は、会社のホームページ上の自分のページに成果を入力します。成果を上げれば、入力する数値が上がっていきます。年末に最後の振り返りがあり、上司と面接をして、なぜそれができたのか、できなかったのか、の理由が問われますが、そこで評価がひっくりかえったりはしません。評価は完全にそのターゲットに対するできばえで、ランクはA~Eとあり、Cからは降格となります。社内の部署がそれぞれ縦割りになっており、上司が国内にいないために、新卒採用と中途採用の差や、年齢による基準もどうなっているのかはまったくわかりません。社内の昇進コースにのれるかは、とにかくドイツ本社へのアピールの一言につきます。自分の目標とする将来像をいかに上司に語るかによって、その人が昇進したいのかしたくないのかが問われています。何も言わなければ、そのままのポジションでいいのだと勘違いされます。また、現在の自身の年収レベルが、同じ社内の同世代と比較して高いか低いかはまったくわかりません。それは、部署によって縦割り、つまり、購買部署の私の仕事の管轄は日本の人事ではなく、本社の購買部長だからです。正直、新卒で入ってくる人よりも中途採用が半分ぐらいなので、入社時の交渉によって年収がかわってきます。ですので、年収の基準というものを判断するのは難しいと思います。」

社員教育・社内研修

「日本法人の社内教育も整っていますが、あまり重要視されておりません。それよりは、グローバル(世界的に認められた)認証機関のMBAやLLAなどのほうがわかりやすいと思います。また、それは、これから必要とされる日本企業のグローバル化に何より必要な点だと思います。」

女性の待遇:子育て女性は難しい環境

「女性社員の出世に関しては、まったく問題なく、むしろ日本以外のアジア諸国での高いポジションには女性管理職のほうが多いぐらいです。なぜなら、南国気質の国々では、女性のほうがまじめに働き、男性はだらだらとしているからだと思います。日本も同様に、本人にその意志があれば、何ら抵抗も、障害もありません。ただ、男性と同様に働けた場合というのがありますので、出張がいけません。“子供が熱を出したら帰宅します”というのもあまり許される風潮でもありません。」

社内恋愛:平均年齢は高く、あまりそういったことはない

「社内恋愛はあるかどうか知りませんが、昔は秘書と正社員の男性とのカップルが多かったようです。今は秘書などはおらず、すべて派遣社員に入れ替わっており、派遣社員も専門職の人だけなので、年齢層も高く、独身男性もいないために、特にうわさ話なども聞いたことがありません。全体的に平均年齢が高いからかもしれません。」

仕事はおすすめ?:中小企業の社長のような方に

「人から言われたことを淡々とこなすような受身な方には不向きです。自分で、いろんなテーマを見つけてきて、自分の職務に当てはめ、会社にとって有利な施策となるようにシミュレーションし、それを上にアピールし、実行して結果をきちんと数値で出せる、中小企業の社長のような人が向いていると思います。自分のアイデアが認められればとてもやる気にもなりますし、また新しい挑戦をしようと思えます。ただし、毎年本社から降りてくるトップダウンの目標はそれ以外できちんと抑えておかなければなりません。」

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