東芝デジタルソリューションズ株式会社の年収・評判/役職定年を迎えた元・参事の社員口コミ

※写真はイメージであり、当該口コミとは特に関係はありません。

回答者プロフィール
性別

総合職
役職:役職定年(元参事)
年齢:57歳~59歳
退職(勤務年数33年~34年)



男性
新卒採用
雇用形態:正社員
学歴:大学院卒(修士)
文理:理系



年収:720万円
残業時間:20時間
有給取得率:495%


社内における自分の年収状況:年収の内訳は、毎月の給与:45万円、7月賞与:70万円、12月賞与:98万円ほど。役職定年前は、役職が参事だったため、同期の人(主任級が多い)より高く1000万円程いただいていましたが、役職定年(56歳)後は皆同じです。(年収条件:制限なし)

勤務満足度
満足度総合
★★★★★
★★★★★
(3.75)
職場の満足度
★★★★★
★★★★★
(4)
勤務環境の満足度
★★★★★
★★★★★
(4)
年収・待遇の満足度
★★★★★
★★★★★
(5)
仕事内容の満足度
★★★★★
★★★★★
(4)
業界・企業の将来性
★★★★★
★★★★★
(2)
キャリアUPの満足度
★★★★★
★★★★★
(3)
評価・昇進の満足度
★★★★★
★★★★★
(4)
女性の待遇・機会均等
★★★★★
★★★★★
(4)
仕事内容

職種:品質管理(ソフトウェア)


所属していたのは、納品物を世の中に商品としてリリースして、品質的に問題が無いかどうかの最終判定を行う部門です。役職定年前までは、実際に判定を実施していました。なお、より重要な(例えば人命に関わるような)ソフトウェアの場合は、もっと役職の上の方々(品質管理担当役員/部長など)が判定を実施します。役職定年後は、判定の役は免除されたので、開発者へ質問を投げかけるとか、判定をする方へのアドバイスとかを行い、品質確保に努めて来ました。

口コミ回答

仕事のやりがい、大変なところを教えてください。

コンピュータ関係で一番大変なのは、やはり問題が発生した時です。お客様が困っている(下手すると社会問題となる)ので、対応は待ったなしです。最近スポーツ界での色々な問題で、一か月掛けて対策をなんて呑気なことを言っていますが、我々の仕事では今日の何時までに復旧させる、根本対策は1週間以内とかいうレベルです。

このため、徹夜も何回もしましたし、夜に急に呼び出しの電話が来て、取り敢えず必要そうなものを持って東京から名古屋まで移動してなんてこともありました。夜中の電話対応は頻繁にありました(当時はスマフォも有りませんでしたので)。

活躍しやすい人、歓迎される人はどのような人ですか?

私は新卒採用です。私が入社した当時は、バブルの走りの時期でしたので、売り手市場に移りつつある時期でした。人材を見るというよりは、出身学校や学部などで判断されていたような気がします。勿論、面接であまりに酷い人(まともな受け答えが出来ない)はダメなようですが。

入社時に持っているものよりも、会社に入ってから鍛え上げるといった雰囲気です。当時は、コンピュータがようやく広まり始めた時期(パソコンは大学研究室に1台有ったのみ)でしたので、コンピュータに関する知識は最初から期待していなかったと思います。

入社後の昇進については、勤務態度/技術習得の速さと的確さ/人へのアピール力などにより、判定されます。新卒採用とか中途採用とか学歴とかも関係ありません。

人事制度や出世コースについておしえてください。

出世には、性別/学歴/学閥など全く関係が無いです。そこで、各人の評価はどうやっているかということをお話しします。

まずは、業績評価です。ボーナスに直結します。半期(6ヶ月毎)に「目標管理」と言って、所属する部や課の方針から個人の目標にブレークダウンを行います。これをシステムに入力し、上長と面談して、その期の目標を定めます。そして、半期の終わりの時点で、各目標が計画したレベルに到達したかどうか、あるいは目標の追加/削除などが有れば、それらを自己評価してシステムに入力します。その後、上長と面談を行い、もっとこうすれば良かったねとか(都度実施もしていますが)、最終的な自己評価を確定します。それを受けて、今度は上長が各人の評価を実施し、その半期の評価が決まります。

次にスキルの評価です。これは昇進に結び付きます。これも、様々な業務(例えば、ネットワーク技術者等)毎にスキルとそのレベルが定義されており、各人が自分のスキルレベルはこの程度だと自己評価します。業績と同じように上長が評価を行い、スキルが確定します。

出世に関してですが、基本は上記に従って行われるのですが、どうしても運/不運があるのは仕方無いでしょう。研究/開発部門ですので、どうしても売れている商品を担当した人の評価は高くなる。技術的にどんなに素晴らしくても、売れない商品を担当した人はあまり評価されない、といった傾向は否めません。ただ、最終的に出世した方を見ると、「この人なら出世するな」という方が多いです。どちらかというと、たまたま部下の不祥事にぶち当たってしまって、出世コースから外れてしまった、という気の毒な方もいらっしゃいました。

残業時間・ワークライフバランスの状況をおしえてください。

平均残業時間は、入社15年までは約60時間、その後は少し減って40時間程度。ここ10年ほどは、さらに減って20時間以内でした。

残業が減った理由は私の所属部門が変わったことで、10年前以前は開発部門所属でしたので開発が遅れたりすると残業で取り戻すというのが普通でした。10年前からは、品質管理部門に異動となりました。品質管理部門は所謂スタッフ部門であり、自分達で稼ぐことが出来ませんので、残業は期初に決めた予算に従うのが前提となります(余程大きな品質問題が起きた際は別ですが)。期初の予算は、だいたい「前年と同じ程度」で決めることが多いため、20時間程度に抑えるようにという指導がありました。

また、会社(当時は株式会社東芝の中で、決算報告書では「その他分野」のセグメントに含まれます)の業績が芳しく無いため、短期的な改善施策として経費の削減、経費の中でも最も占める割合の高い残業を削減しましょうという、会社全体の方針によるものもありました。ちょうど、ライフワークバランス等という言葉も盛んに言われていましたので、この意味も含めての会社施策と言えます。

年休については、必ず取得しなさいと、会社および労働組合が取得を推進しておりました。このため、年休を取得しにくいなんて雰囲気は有りませんでした。年休日数は年間24日で、取り切れなかった分は翌年までは繰り越せます。

年休の他に、5年毎にリフレッシュ休暇などで、5日/10日のお休みがありました。

また、フレックス制が導入されています。本当は事前に上長に届けるのですが、そこはあまり厳格には運用されていませんでした。在宅勤務精度は、私が退職する間際になって導入されました。この他に、産休/育休/介護休暇など、制度は充実しており、また取りやすい雰囲気です。

年収・賞与(ボーナス)など待遇についておしえてください。

会社の役職制には大きく2つの流れがあります。「管理職」と「専門職」です。管理職は、他の会社の役職と同じように、平社員-主任-課長(社内正式には、グループ長(GPM)という名称)-部長-役員等、という名前の役職を辿ります。人やお金の管理を行う人が辿るコースです。

専門職は、特に技術を極める人の役職コースで、平社員-主任-主査または参事-主幹-役員等、という名前の役職を辿ります。私の場合は、後者の技術者コースになります。主査と参事は社内規程では微妙に違うのですが、ほぼ同じで技術に関する課長/部長レベルの役職となります。このコースは固定的なものではなく、昨年主査だった人が、今年は課長になったりという入れ替えは頻繁にありました。

年収につきましては、申し訳ありませんが、在職時、自分以外の所得を聞くのはタブーだと思っていましたので、退職時まで、他の人のことは存じ上げません。そこで、自分の経験でお話しさせていただきます。

主任昇格:私は修士了でしたので、入社8年目(1992年)で主任に昇格しました。同じ修士了でも、昇格時期にはかなりの差があります(これは、本人の力量は勿論ですが、配属された部門による運/不運なども関係すると感じていました)。主任昇格で、2割ほど給料が上がった記憶があります。

主査昇格:私は、12年目(1996年)で役職者(当時の名称は主査)に昇格しました。主査というのは部長/課長という人やお金を管理する職ではなく、技術の専門職に当たります。この昇格と共に、給料は2倍程度になりました。一方で、残業手当は無くなりましたので、年間総額はそれほど変わりませんでした(当時はそれだけ残業していたということです。周りも同じ程度実施していましたので、それが当たり前と思っていました)。ただ、この会社は、仕事した分はきちんと支払ってくれる会社です。

その後は、業績伸び悩みなどもあり、役職者の給料は殆ど上がりませんでした。一時的に業績が良い時は、ボーナスが増えるという形です。

金額としては、東芝デジタルソリューションズ株式会社の初任給は、現在の新卒採用については、ホームページに修士了:235,500円、学部卒:211,500円と記載があります。また、私が参事だったころは約1,000万円(額面です)、その後役職定年となり約700万円(額面です)の年収でした。

なお、他社も同じかと思いますが、役職者の場合は会社の業績により、大きくボーナスの額が左右されます。ここ数年は、例の不適切会計問題のため、役職者はかなりボーナスが減額されています(確か2.5ヶ月分位のボーナスが、1.5~2ヶ月分ほど減額されたと聞いた記憶が。上の方ほど減額が大きいです)。私は、役職定年後でしたので、他の平社員/主任と同じように、1ヶ月分程度減額されるレベルで済みました)。

全体的に、年功序列ではありませんし、学歴も殆ど関係ありません。学歴で言えば、私が一番お世話になった上司(部長)は高卒の方でした。この方を超えることを目指して仕事してきたのですが、残念ながらとても手が届きませんでした。

業界・企業の将来性をどのように思われますか?

ご存知のとおり、東芝本体の不適切会計問題で、大きな打撃を受けました。これまでは、東芝本体にITを提供するというビジネスが結構な割合を占めていたのですが、今は東芝以外のお客様とも積極的に協業を進めているようです。特に注力しているのが「IoT」分野と聞いています。

家電部門が東芝本体から離れてしまったりしたので、「IoT技術」を他のお客様に積極的に売り込もうとしています。技術は持っている会社だと思いますので、どういう形でビジネスにしていくのかの舵取りが重要かと、これは個人的な感想となります。

不安に感じている点は、社員の年齢層が高いことです。ただ、2018年3月末の希望退職で、私を含めた年寄りがかなり退職したので、年齢層も若返り、うるさい人が居なくなって風通しも良くなったのではと、思っています。

総合的に転職・就職することについてどう思いますか?

社風、福利厚生、待遇など、会社の制度はきちんと整っておりますし、女性や学歴に関係なく昇進も可能ですので、その点は非常にお勧めです。

ただ、IT業界は非常に浮き沈みが激しい業界ですので、今後生き残っていけるのかは、全くわかりません。その意味で、本アンケートの別項目にあった「業界・企業の将来性・安定度」は「2」といたしました。こういった状況での、東芝の不適切会計問題は、非常にインパクトがありました。でも、昔からの東芝のお客様から、「頑張ってください」というお言葉をいただいた際は、涙が出ました。この問題により、東芝が会社としては別の会社になったりして、バラバラになった訳ですが、逆の意味でぬるま湯に浸かっていたのを、眼を覚まさせてくれたのかもしれません。

女性が活躍しやすい環境ですか?

前にも記したように、産休/育休/介護休暇などの制度はきちんとあり、取りやすい雰囲気でもあるので、女性もその点は心配ありません。産休以外は、男性でも取得可能です。
これらのお休みを取られた方は、基本的には以前と同じ職場に戻ります。ただ、お休みを取られる方へのアドバイスですが、IT業界は変化が激しいので、特に技術者の場合は、ちょっとした時間を作って技術を忘れないように、また新しい技術の情報も少しはキャッチするようにしておいた方が、復帰後に早くから活躍出来るかと思います。

社内恋愛や社内結婚、社外の出会いはありますか?

社内恋愛/社内結婚に関しては、殆ど情報を持っておりません。というのも、女性の数が非常に少ない(男性8:女性2くらいの割合でしょうか)ので、男性が社内の女性を射止めるのは大変です。バブルの頃は、もっと女性の割合も多かったのですが、当時は結婚あるいは出産と同時に退職される方が多かったです。

既婚の女性の方は、学生時代から付き合っていた方と結婚というのが多いように感じます。私のいた事業場は、研究/開発センターですので、社外の方との仕事でのお付き合いもあまり有りませんでしたので、そこで出会ってというケースは少ないように思えます。ちなみに、私はお見合いでの結婚です。独身男性が沢山います。

オフィス環境についておしえてください。

私が最後に勤務したのは、武蔵野線北府中駅から徒歩10分程度の事務所です。この事務所に1,000人以上が勤務しています(関係会社含めて)。ただ、ビル自体は古い建物なので、あまり快適とは言えませんでした。ビルは古いのですが、流石にIT企業の一つなので、無線LANなどの設備はきちんとしています。

北府中駅は、東芝府中工場がデンと控えており、従業員も多数居るにも関わらず、周りにお店が殆どありません。コンビニが数件程度、食事できるのも数件程度です。ということで、事務所勤務の人たちは殆ど外には出ず、社員食堂で食事している人が殆どです。事務所内にもコンビニが有るので、そこで買い物も済ませます。

回答日:2018-09-19  

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