東京電力パワーグリッド株式会社の年収・企業評判/夜勤・休日出勤は月数回ある

東京電力パワーグリッド株式会社は、東京電力ホールディングスの子会社で、東京電力の送配電事業会社である。エリアは関東地方が中心となっている。

今回は、東京電力パワーグリッド株式会社のOBで、送電線の保守の仕事をしていた、高卒で新卒採用入社したLさんに、仕事内容や残業、年収や手当についてお伺いした。

仕事内容:送電線の保守

「東京電力株式会社が2016年に持ち株会社に移行するのに伴い、送電線の保守事業や部署の社員が東京電力パワーグリッド株式会社に移りました。移行に伴う給与や待遇の改定、仕事を行う建物やフロアの変更は無く東京電力株式会社時代と変わりありませんでした。仕事のベクトルも東京電力株式会社時代と変わりありませんでした。

 職種は地中に埋まっている送電線の保守でした。月に数回、電力ケーブル本体とそれに付随するトンネルや、排水ポンプ等の外観点検を行います。保守する範囲が広いなため、協力会社にも協力を得て外観点検を行い、法令で決められている機器については詳細な点検を行います。重要設備は東電社員が点検を行い、その他は協力会社が行うようなイメージです。発電所で作られた電気を高圧で変電所まで送電する必要がありますが、停電させてしまったらその下位層にある何十万件の住宅や工場が電気が使えなくなります。そのため、小さな異常も見逃せないこと、また国道等の下に埋まってあるため公衆災害を発生させないよう気を配ることが仕事です。」

採用時の志望動機:成長と安定をえられそうなところ

「志望動機は以下の5点を話しました。
・日本の中心である首都圏エリアに貢献できること。
・大企業のためいろんな場所で自分のチャレンジできる場所が多くあること。
・福利厚生が充実しているため、安心して仕事ができ、安心して将来は家庭も持ち、さらに仕事に打ち込むことができる安心感があること。
・学生の時に培った電気の知識が活かせること。
・難しい設計もあり、常に自分の知識を向上できるところ。」

仕事のやりがい・大変なところ:日々停電なく電気を届ける

「やりがいは、日々停電無く電気を送り続けることです。何十人の作業員・数社をまとめて、大型工事が無事竣工できたとき、特に重機や重量物を扱ったり、危険な場所・人通りが多い場所での作業だったりで、誰一人怪我無くその日を終えれた時はやりがいを感じます。面白いところは、社員数が2万人ほどいるため、いろんな人の仕事の仕方を勉強できることです。いろんな人の折衝の仕方や話し方を見て学ぶことができ、いろんな人の良い所を盗んで自分のものにするチャンスがあり、面白いです。また、電力業界で何か新たなことに挑戦する場面も、まずは東電が主体で行うため、面白い技術・最新の技術を学ぶことができます。
 大変なところは、気温が40度を超える中でも現場で作業をすることもあるところです。また、日中仕事をしてそのまま夜勤で朝まで帰れない、仮眠も十分に取れないこともあります。シフトは基本的に9時~17時のシフトですが、工事が本格化してくると現場監理で現場に出向く場面があります。国道などの下に埋まってある送電線ですので、終バスが終えてからの道路上作業になるため夜の22時以降の作業になることが多々あります。その場合のシフトは例えば、1日(月)9時~17時まで通常勤務を行い、そのまま21時~6時の勤務を行い、2日(火)は休みとなり、3日(水)9時~17時と通常の出勤になります。1日(月)の17時~21時の間は結局は事務所にいるため、事務仕事や現場の準備を行います(残業手当は出ます)。途中30分ほど夜ご飯を取ったりします。そして翌朝の6時には業務は終了のため自宅へ帰ります。」

残業時間:高齢社員、田舎担当が残業は少ない

「部署によって異なりますが、私の地中送電保守の部署は、田舎のエリアのため月に10~15時間程、都内や横浜、川崎エリアになると月40~50時間ほどだったと思います。また人によっても異なり、若年層・中年層は重要な仕事を任されることが多く、残業も多いです。高齢層は管理者が仕事をあまり与えないため、残業しない方がほとんどです。季節で左右されることはあまりなく、大型工事の現場着手前、竣工直前は書類審査や関係個所との調整のため残業が多くなります。
 基本的に土日祝は休みですが、月に1~2回は休日出勤があります。(土日に出勤している社員は全て現場関係の仕事で、事務の仕事で土日出勤する社員はほぼいません)土曜9時~17時で出勤の場合、休日出勤手当2000円程貰え、出勤した日から1か月以内の平日、自分の好きな日に振替休日を作ることができます。土曜21時~6時出勤の場合は休日出勤手当2000円程+夜勤手当5000円程貰え、振替休日を作ることができます。手当てに”程”をつけているのは基本給に対して数パーセントの計算のため職級によって手当は増減します。」

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年収・手当・福利厚生:高卒の技術職精査員の年収

「最終学歴は工業高校卒の技術系の正社員です。新卒採用7年目、25歳時点の年収は450万円程でした。内訳は、ざっくり基本給300万円/年、職能手当60万(業績の結果で変動するもの)、ライフサイクル手当(勤務地が東京は月々1万5千、神奈川は1万円、埼玉は8千円と決められているもの、地域間の物価等の格差を無くすためのものだと聞きました)12万円、残業手当50万円、作業・夜勤手当10万円(電柱を保守する部署は電気が流れている状態で作業をしたり、鉄塔を保守する部署はヘリコプター巡視などを行うため、部署によってこの手当の部分は増減します)、住宅助成金(社宅は40歳までしか入れないため、それ以降はそれぞれ持ち家等を持たなければいけないためそれに対する手当)15万円、持ち株助成金1万円で、448万円です。

 賞与については東日本大震災以降無くなり、これまでの賞与を含めた年収分から2割カットされた額を年俸制としてスタートしました。しかし現在は2割カットはなくなり100%支給に戻っていますが、各種手当は減額、福利厚生なども昔よりは貧相になりました。

 福利厚生について、住宅関係は、借り上げの社宅(一般の賃貸を丸ごと会社が借り上げ社宅にしている)で10万ぐらいの相場のところを4万円弱で住めていました。年に2回、住宅を将来持てることを応援するため助成金が年総額6万円入ってきました。通勤関係については、全額支給、自宅~駅、駅から事業所までが1.2km以上の場合はそれぞれバス代も支給されます。夜間の緊急呼び出しの場合はタクシー代全額、また呼び出しの電話を受けた時間から時間外業務としてカウントされました(要は移動中も残業代支給対象)。

 またwelboxという福利厚生制度の加入しており、年間8万円ほどのポイントが付与され、そのポイントでさまざまな買い物・宿泊・交通費等を支払うことができます。ただし条件があり、日常の買い物などには使うことはできません。福島県の復興支援として、福島県内に旅行に行った際の宿泊費、交通費、食事代、お土産代、新潟県産のお米や食べ物等を、年間付与される8万円程のポイントから使用できます。また、身近なものになると教養のための映画代、スポーツジム代等も利用可能ですし、また九州から東電へ就職している社員が結構多いためか、九州に限らず、実家に帰省する際の、電車代、飛行機代、タクシー代、車で帰省する人に関しては高速代も使用することができます。私は九州から上京をしたので、welboxは使える福利厚生でした。また箱根や鎌倉、草津等に保養所があり、2000円位で一泊二食付きで泊まることができました。」

評価制度:学歴主義と年功序列

「学歴主義、年功序列がほとんどのような気がします。高卒でも成果があれば、高卒の上がれる範囲内で早い昇進となり、頭を使う部署に1,2年転勤でき、そこで成果が上がれば大卒と同じような扱いになります。ただし、かなりまれで1000人に1名ぐらいです。評価制度については年に2回、管理職と行いますが、なにせ業務量が多いため、業績に書いた目標をクリアしたいけれど、ほかの難しい仕事も割り込んでくることは若年層、中年層ほどざらにあり、業績の目標をクリアできる時間がなく、結局、査定は中間(管理職はクリアできなかった要因が突発的な仕事が何件も入り業績に割く時間はなかったことを十分に把握してくれてはいます)ぐらいです。なので評価制度はあって無いような物だと思います。業績より重要な仕事が突発的に入る事もあり、そちらのほうを優先に進めなければならないためです。

 また、評価制度で一番良いAランクをもらえるのは、営業所内で10名までと実は決められているようで(Aランクもらえると昇給するため、シーズンごとに人数が決められているようです)、いくら頑張っても、頑張った人が他に10名いる場合は、高学歴な部署、管理職の性格が強い部署にAランクが与えられているように思います。

 なお、年収については、夜勤がある部署が高いです。電柱の保守や発電所、変電所等の勤務の方は3交代のため、夜の時間帯をメインで出る方は、21時~6時を毎日行えばよく、しっかりと休息もとれます。そして夜の仕事なので毎回の出勤で手当てが出るため、年収に換算すると我々の部署よりも年収は高めになります。私の部署は送電関係の部署で、就業形態は平日の9時~17時が基本です。ですので、夜勤部署ではありませんが、工事内容(道路上の作業等)によっては夜勤や土日出勤が大体月に3~4回あります。経理や総務などは夜勤はまったく無しのため、我々よりは年収は低いと思われます。9時17時で上がる部署に関しては大体450万円、3交代の部署は夜勤があるため500万円を超えるとおもいます。原則夜勤はないけれど、たまに夜勤が発生する私の部署は、昼間仕事をして仮眠を取らずそのまま夜も仕事をしなければいけない辛さがあります。」

キャリアアップ・市場価値

「電力設備の内容が分かっていること、大手で仕事をしておりさまざまな知識や対処法等を知っていること、またそれがマニュアル化されていた仕事のため、スムーズに転職先でも活かすことができるところなどは評価されます。さまざまなパソコンソフトを駆使して仕事をするため、パソコン仕事に関しても他社よりも能力は高いほうだと思います。」

女性の待遇:女性管理職は男性管理職にはない心遣いがあった

「もし女性上司だった場合でも、特に抵抗はありませんでした。実際同じフロアの部署に女性の管理職がいましたが、その部署の方の仕事を見ていると、男性管理職の場合とあまり大差ありませんでした。逆に女性ならではの良さがあり、残業が多すぎる人や、大変な現場から帰った時に、ねぎらいの言葉をかけてもらえたり、他部署の私にも声をかけてもらえ、男性管理職にはない心遣いがありました。」

仕事はおすすめ?:体力があり、飲みにケーション可能な方

「鉄塔等の高い所の仕事の場合は、生半可の気持ちで行っていれば死亡災害にもつながるおそれがあります。日中は現場で汗をたくさんかき、夕方帰社しそこから事務作業もざらにあり、体力と眠気との闘いが多い部署が半分以上あるため、それに耐えうる方が向いています。また会社の飲み会も部署によっては週に2回あったりしますので、そういった付き合いもできるということも適性だと思います。やはり設備と向き合って仕事もしていますが、自分一人では到底できない仕事ばかりなので、せめて同じ部署の人たちとは飲みにケーションを取らないと、よくしてもらえません。そういったことに前向きな方が向いています。不向きはその逆の方です。トータルで、体力もあり、頭も使うことができる、人との関係もうまくできる人は重宝されます。そうでない人もいますが、そういう人は浮いており、あまり重要な仕事も回ってこない印象です。電力業界で成長したいと思える人はドンピシャな会社だと思いますのでお勧めです。」

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