産経新聞社 | 株式会社産業経済新聞社の年収・評判/残業多!30代女性記者の口コミ

回答者プロフィール
性別

総合職
役職:なし
年齢:34歳~36歳
退職(勤務年数9年~10年)



女性
新卒採用
雇用形態:正社員
学歴:大学卒
文理:文系



年収:660万円
残業時間:90時間


社内における自分の年収状況:年収の内訳は基本給350万円、残業150万円、住宅手当20万円、ボーナス100万円、通勤手当40万円です。同期と比べて上の下。記者職が営業など他の職種に比べて給与が高く、担当していた業界も比較的忙しい部署だったため、記者間のなかでも給与は多い方だったと思います。(年収条件:制限なし)

勤務満足度
満足度総合
★★★★★
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(3)
職場の満足度
★★★★★
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(4)
勤務環境の満足度
★★★★★
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(2)
年収・待遇の満足度
★★★★★
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(2)
仕事内容の満足度
★★★★★
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(4)
業界・企業の将来性
★★★★★
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(2)
キャリアUPの満足度
★★★★★
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(3)
評価・昇進の満足度
★★★★★
★★★★★
(4)
女性の待遇・機会均等
★★★★★
★★★★★
(3)
仕事内容

職種:記者


産経新聞の記者として取材、執筆業務に従事。記者クラブに所属し、担当する業界の企業や省庁を取材し、記事を書いていました。日中の記者会見への出席や個別に企業や省庁、政治家等へ申し込んだ取材のほかに、早朝や夜間に要人の自宅を訪問して話を聞く「夜討ち・朝駆け」も頻繁にあったため、1日の平均勤務時間はかなり長いものでした。特に役職は与えられていませんでしたが、記者は個人の裁量で仕事をする場面が多かったです。

口コミ回答

仕事のやりがい、大変なところを教えてください。

自分の書いた記事が新聞やネットに掲載され、多くの人に読まれることが最大の喜びです。もちろん、ただ読まれるだけではなく、記事を通して困っている人を助けることもできますし、法改正や犯罪者の逮捕など社会問題の解決にも寄与できる仕事です。

部署によっては取材の多くが事件や事故、犯罪にかかわるもので、取材対象者に快く取材を受けてもらえない場合も少なくありません。そのような状況下で取材をすること、事件の発生によって夜中に呼び出されたり、キーマンの自宅を訪問する「夜討ち・朝駆け」で深夜に帰宅し早朝に家を出たりすることもあります。

なお、難しいところとして、記者は、書いた記事がどのような形で紙面に掲載されるかどうか記者は判断できません。同じ記事を書いても、論調などによって社によって扱いの大きさは異なりますし、社の論調と異なる内容であれば書き直しを命じられることもあります。

活躍しやすい人、歓迎される人はどのような人ですか?

最低限の項目として、社会に対する問題意識を持ち、自分なりの考え方を持つ人が歓迎されます。取材現場では20代の新人記者が警察幹部や企業役員に取材をするため、ある程度の度胸があったり、年配の方にかわいがられる要素があったりする人が求められると思います。

また、私の経験した範囲では、採用の時点で政治思想に関する質問を受けたことはありません。採用する側としても、受験者が各社の論調をある程度把握しているだろうという前提があると思います。更に、実際に各社の記者と接すると、社の論調=個人の思想ではないことが多々あります。産経→朝日に転職する記者も多いです。

取材に関する熱意があっても独りよがりの考え方をする人は採用されない傾向があると思います。また、人柄はいいが作文試験がへたで記者職以外で採用された人を知っています。かわいがられるのは文句を言わず働く人、指示待ちではなく自分で考えて動ける人です。

夜間や早朝、休日の呼び出しがストレスになる人、誰かに指示を受けないと動けない人はきついと思います。更に、事件時に被害者の友人の家族や知人を訪ね写真をもらったりエピソードを聞いたりしますが、取材相手に怒られたり嫌がられたりするつらい仕事です。こういった仕事に意義を感じて取り組めない人はうまくいかないのではないでしょうか。

人事制度や出世コースについておしえてください。

社長は歴代記者職経験者で、ここ数代は政治部経験者が就任しています。ただ、記者としてスクープを多く書く=出世ではなく、生涯記者職を希望する人とデスク、部長と管理職コースを選ぶ人がいます。若手では地方支局から本社に異動する際に、社会部か政治部に行く方が優秀とされています。

また、男性記者の場合は社長秘書を経験することが出世コースと言われています。秘書室を経験すると次の部署を自分で選ぶことができ、社内留学を希望して海外経験を積む人が多いようでした。

評価制度はあり、毎年2度目標を設定し、到達度を上司が評価しますが、記者職は具体的な数字で評価されないため、上司の好みが反映されていたように思います。

残業時間・ワークライフバランスの状況をおしえてください。

残業時間は月90日ほどで、有休は私はほぼ取得していません。ワークライフバランスはとりづらいと思います。まず、特定の業界を少人数の記者で担当するため、交代が利きづらいという点があります。特に事件や問題が起きると、毎日取材と原稿出稿を求められるため、予定していた長期休暇がつぶれた、土日も関係なく取材にあたるということもあります。日中の取材活動にくわえて、企業や省庁の幹部、政治家などの自宅を訪ねる「夜討ち・朝駆け」もあるため、残業時間は長くなる傾向があります。

ただ、タイムカード等で細かく勤務を管理されるわけではないので、大きな声では言えませんが、日中の業務に余裕のある時に休息を取る、仕事を少し抜けて用事を済ませるといったことは可能でした。

年収・賞与(ボーナス)など待遇についておしえてください。

記者の場合、新卒入社当時の500万円程度で、入社10年目には700万円程度になっていました。部長クラスで1000万円を超えると聞いていました。給与は超過勤務手当が占める部分が大きいのですが、社内でも営業や記者など職種によって手当の支給割合が異なり、さらに社会部、政治部、経済部など部署や担当する業界によって異なります。激務と言われる部署ほど、超過勤務の支給割合が大きく、同年代でも年収にも差がついていました。

毎年2度の面談のよって上司から半期の業務を評価され、それがボーナスに反映されます。入社から一定の年数で社内ランクと呼ばれるランクが上がっていきますが、15年目ごろからは能力や実績によってランクアップできない人もいて、昇進や昇給に差がつくようです。

業界・企業の将来性をどのように思われますか?

新聞を読む人が減り、業界自体が斜陽産業です。インターネットへ活路を見出していますが、まとめサイトや無料のニュースサイトなどが台頭し、給与が高額な記者を抱える新聞社はどこも苦しい経営状況ではないでしょうか。

なかでも、産経新聞はビルの賃貸事業など新聞事業以外の収入基盤が少なく、他社に比べても厳しい状況ではないでしょうか。最近では旅行業など新規事業に力を入れているそうですが、新聞事業の減収をカバーするのは大変だと思います。

総合的に転職・就職することについてどう思いますか?

記者としての裁量の大きさや若手でも大きな仕事を任せてもらえる社風があり、仕事面でのやりがいがあると思います。

ただ、同業他社で同じ業界を担当している記者と比較した場合の待遇は低く、将来性も同業他社のなかでは低い方です。また、ここ数年で若手の退職が続いており現場は人手不足に陥っています。これまで以上にワークライフバランスも保ちづらくなると思いますので、これから就職をする先としてはあまりお勧めしません。

女性が活躍しやすい環境ですか?

女性部長などはいますが、出産を経験した女性が管理職になっている事例は少ないと思います。育休、産休、時短勤務は可能ですが、新聞記者の働き方の特性上、勤務できる部署が限定され、夜討ち・朝駆けが求められる記者クラブ詰めは難しいと思います。

社内恋愛や社内結婚、社外の出会いはありますか?

激務のため業界が異なる人には深夜帰宅や突然の呼び出しなどに理解を得られない場合があり、状況を理解しあえる社内恋愛や同業他社との恋愛や結婚が多いと思います。また、取材している省庁の職員や企業広報と恋愛し結婚をする場合もあります。

オフィス環境についておしえてください。

本社は大手町にあります。東京メトロの丸の内線出口に直結しているほか、千代田線、半蔵門線、東西線、都営三田線などからも地下道を通って通勤ができます。東京駅からも徒歩で通勤できます。

大手町駅周辺にはランチや夜の食事をする場所は豊富で、時には丸の内や神田まで足を延ばすこともありました。平日の昼時は会社員でお店が混みますので、12時~13時のピークタイムをずらすことをお勧めします。逆に土日はあいている店が少ないのが悩みでした。

回答日:2018-06-06  

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